兵庫県｜

兵庫県内の美容室合計数の5年間の推移を表したものです。2011年から2013年の間と比較すると、2013年から2015年の間の伸びが少し緩やかになっていることがわかります。件数で言うと、2011年から2013年では、278件伸びていることに対し、2013年から2015年では134件と、約2分の1の伸び率となっています。

兵庫県内の美容師数の5年間の推移です。2012年をピークに全体的に減少傾向にあります。2015年には、300人ほど回復していますので今後の動きを注意深く見ていく必要がありそうです。兵庫県の就業者総数は249万人ですので、全体の132分の1は美容師として従事していることになります。

◆美容室1軒あたりの65歳以上
　女性人口ランキング

1位	神奈川	96.5人
2位	千葉	96.5人
3位	奈良	96.5人
4位	兵庫	96.5人
5位	埼玉	96.5人
6位	大阪	96.5人
7位	北海道	96.5人
8位	山口	96.5人
9位	愛知	96.5人
10位	東京	96.5人

兵庫県は高齢化が進んでおり、美容室1件あたりに割り当てられる65歳以上の女性人口ランキングでは兵庫県は4位にランクインしています。ですが、美容室1件あたりに割り当てられる15歳から64歳の女性人口ランキングによると、42位にランキングされており、年齢によって開きがあることが分かります。65歳以上の女性人口ランキングによると、兵庫県は8位となっています。2040年までの将来推計人口によれば、2040年には467万人となることが予想されており、まだまだ高齢化は進みそうです。高齢者向けのサービスに特化した美容院が出てくるなど、すでに高齢者に向けた動きが出ていることも特徴です。

これは、平成26年の新規求人数を地域別にあらわしたものです。突出して、求人数が増えているのは、淡路エリアと但馬エリアです。但馬エリアは日本海に面したエリアです。じつは全国的に見ても秋田県や新潟県など日本海に面した地域は美容院が多い傾向にあります。

区分	サービス
神戸	14.1％
阪神	15.1％
東播磨	11.8％
西播磨	12.9％
但馬	20.1％
丹波	15.1％
淡路	20.0％

・開発が進むにつれ、様々な特色を持つ美容院が増える
・外国人の施術をする機会が多い
  神戸市では、都心を大胆に活性化していくため、新神戸から三宮、元町を経て神戸・ハーバーランド周辺の開発を予定しています。 人が集中するとその分美容院の数も増えてくることが予想されます。また、美容院が集まる場所は競争が激しくなるため、店の特色を打ち出す必要があります。求職者にとっては、自分に合ったサロン探しがしやすくなるため、さらに美容師も集まるエリアになっていくのではないでしょうか。
  実は兵庫県は全国的にも外国人観光客に人気のあるエリアです。北は日本海、南は淡路島を介して太平洋へと続いている兵庫県は、大都市から農山村、離島まで、さまざまな地域で構成されており、その多様な気候と風土から、「日本の縮図」といわれています。歴史的な遺産である姫路城や、日本最古と言われる有馬温泉など多くの観光地があることも理由と言えるでしょう。さらに、兵庫県は外国人を誘致するための様々な取り組みも行っている事から、今後もさらに兵庫県に観光客が足を運ぶものと予想されています。それに伴い「美ンバウンド」もさらに活性化してくることでしょう。外国人の髪質は日本人のそれとは異なるため自身の技術を高めることができるでしょう。